専門医試験の概要
1.本試験受験資格(2025年度以降)
子どものこころ専門医試験(本試験)の受験資格は次の通りです。
- 小児科専門医あるいは精神科専門医を所持していること
- 子どものこころ専門医研修施設群における3年以上、36単位以上の研修を修了していること
- 筆頭者として、子どものこころの診療に関する学会発表2回以上、あるいは論文発表1編以上の研究業績があること
<研究業績についての細則>
① 学会発表は、日本児童青年精神医学会、日本思春期青年期精神医学会、日本小児心身医学会、日本小児精神神経学会の全国学会・地方会および、その他の子どものこころの診療に関する学会に、筆頭演者として発表されたものに限る。発表区分は一般演題(口演、ポスター)とし、子どものこころ専門医研修開始以降に発表されたものとする(オンライン学会のeポスターも可)。
② 論文発表は、子どものこころの診療に関わる内容で、査読のある雑誌に筆頭著者として投稿および受理されたものに限る。ただし、総説等については依頼論文も可とする。なお、子どものこころ専門医研修開始以降に投稿されたものとし、基本領域専門医試験時に提出したものとの重複は認めない。
2.子どものこころ専門医試験(本試験)の内容
子どものこころ専門医試験(本試験)は次の内容で行います。
- 症例報告審査
- 筆記試験
- 口頭試問
1.症例報告審査
分野別研修(B,C,D領域)のうち5項目についてはレベルⅡまでの研修が求められており、レベルⅡまでの研修を選択した5項目については、専門医試験受験時に1項目1症例、計5症例の症例報告を提出しなければなりません。提出された症例報告を審査し点数化し ます。
2.筆記試験
子どものこころ専門医研修カリキュラムに記載された領域の内容について、一般問題60題、症例問題20題の筆記試験を行います。
3.口頭試問
提出された症例報告をもとに10分間の口頭試問を行います。
4.合否審査
症例報告審査、筆記試験、口頭試問を同等に評価して一定の基準を超えることを条件とし、審査会議で最終的に合否を決定します。